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弁護士業務に伴う危険
先日、建物明け渡しのために訪れた執行官と家賃保証会社の人が住人に襲われて、保証会社の担当者が亡くなるという事件がありましたね。
明け渡しを求める側の代理人として何件も同様の現場に立ち会ったことがありますので、他人事ではなく感じました。
これまで手掛けた事件では、住人は既にどこかに行ってしまった後で、無人の部屋の片付けを見守るだけでしたが、このようにまだ人が残っている部屋の明け渡しをやるとしたら、自暴自棄になった住人が暴れるなどのトラブルは常に見込まれますから、屈強なガードマンや警察官の応援を得て実行するのが普通ではないかと考えていました。今回の悲劇について詳しい事情は分かりませんが、凶行を止められなかった原因を深く検討し、今後同様の立場の人が危険に遭うことを減らすよう努めるのがせめてもの供養だと思います。
市民のトラブル解決を引き受ける弁護士の仕事は、時にこうした物理的な危険にさらされることもあります。債務整理絡みで難しい事件を担当しているとき何者かに事務所が放火されたり、示談交渉のために真夜中に人気のない工場に呼び出されたり、そこらじゅう犬猫の便まみれの家に踏み入ることになったり…決して事務所と裁判所を往復していればいい気楽な仕事ではないのです。
ただ、私たちがそういう役目を負わなければ、世の中はもっとトラブルにあふれた殺伐とした世界になっているかもしれません。弁護士という仕事はサービス業であると同時に、社会のインフラとして誰にでも手の届くところになければならない、最近の物騒なニュースを聞く度につくづくそう思います。
執行官たちを襲った犯人も、弁護士や法テラスにつながっていれば罪を犯すことにはならなかったかもしれません。ですがそうした助けを得られる手段までたどり着けない人、背を向けてしまう人をどうしたらいいか。積極的に手を伸ばすことのできないこの仕事の性格上、悩ましいところです。
新設の北千住法律事務所所長に着任しました。
去る1月14日から、新設の北千住法律事務所の所長弁護士になりました澤田です。改めてよろしくお願いします。
この千住の地は昔から宿場町として栄え、今は鉄道が多数乗り入れる交通の要所で、新旧の建物が入り混じり学生や新来の家族、更には外国人観光客も多数訪れる活気と変化に富んだ街です。さまざまな人がいるということはさまざまなトラブルが起きるということですから、弁護士がお力添えできる余地も多くあることでしょう。
北千住地域の皆様、周辺から通学通勤のため北千住を訪れる皆様におかれましては、どうぞお気軽に足をお運び下さいますようお願いします。
当法人は弁護士を中心に法的トラブルの解決を主たる業務としておりますが、グループの中には税理士、行政書士その他の資格者を多数擁しており、それぞれの専門分野を生かしてご相談ご依頼に対応させて頂いております。法律相談のついでに確定申告の相談もしたい、あるいは障害年金の受給ができないか相談したいという方がいらっしゃれば、別々の事務所にご相談なさることなく当グループ内ですべて解決可能です。その他こんなことを相談してもいいものかと思われるようなことでも、なにがしかの形でお話を承れるかもしれませんので、なんでもお尋ねください。
実は個人的には、千住の地を仕事場にするのは前々職の職場で所長を務めて以来二回目となります。一度は事務所の都合で同僚に席を譲りましたが、こうして戻ってこれた事には縁を感じています。周囲には同業の事務所も少なからずありますが、相談先に加えて頂ければ、他所に比べて失望したとは決して言わせないよう力を尽くさせていただきます。
法律事務所の大事な仲間、事務員さんについて
年の瀬も近くなり、法律事務所にもたまった作業を今年のうちに片付けてしまいたい空気が漂う季節となりました。
弁護士一人でも法律事務所は開けますが、顧客との連絡の確保、新規ご相談の受付、弁護士の文書作成の補助などのために事務員を置いているところが大半だと思います。当事務所でも、多くの弁護士が事務員さんの助力を得て日々の業務をこなしており、皆さんの依頼を遂行するにあたり大事な役目を果たしてくれています。
私の場合は直属でついてくれている事務員は一人ですが、担当している債務整理事件だけでも数十件の進行管理や書類収集をお願いしており、毎日私自身より遅くまで作業を頑張っています。
法律事務所に入ってくる事務員さんは大学を出て新卒で入ってくる方、同業の他事務所で経験を積まれた方、他業種で事務をしていらした方など様々な経歴をお持ちで、法律事務所で求められる役割への適正もまたそれぞれ異なります。
法律事務所には、基本的にトラブルに見舞われた方がお悩みになった末にお電話してこられますから、心のバランスを崩されている方や、もどかしく思う気持ちをつい人にぶつけてしまう方も中にはおいでです。
そうした特性から、基本的な作業である電話対応であっても、一般の企業でのそれよりは気苦労が多いと思います。また、ご依頼人の方の中には、なかなか連絡に返事をしてくれない人、ご依頼の進行に必要な準備のお願いに応えてくれない人も散見されるため、辛抱強く応対しなければならない場面もままあります。
私どもの事務所では常時事務員の募集を行っており、その仕事の重要性に応じて手厚い待遇をもってお迎えしておりますが、法律事務所の事務に向いていらっしゃる方としては、個人情報を多く扱う業務の特性上、通常求められるよりもコンプライアンス意識が高く口の堅い方がまず好ましいと思います。また様々なお客様と触れ合うことからある程度会話に慣れていればやりやすいでしょうし、弁護士や他の資格者、事務員同士での連携が随時必要となりますから、業務上の悩みやストレスを溜め込むことなく率直に分かち合えることも望ましい資質と言えます。
現在私どもの事務所にお勤めの事務員はその多くが女性ですが、性別に関わりなく活躍ができる職場ですので、男女問わず意欲のある方はどんどん応募して頂きたいと思っています。法律資格を取得して事務員からステップアップなさる方も多くおいでですので、将来は自分の事務所の開業も夢ではないかもしれません。
最近は法学部を選ばれる学生も以前ほど多くないと聞いていますが、弁護士自身も法学生以外の様々なキャリアを経て資格を取ることは珍しくないですから、前職や学歴がどうであれ、興味があればどうか法律事務所事務員にチャレンジして下さい。
晩秋はご相談日和
だいぶ涼しくなってきましたね。
この季節になると、法律事務所は忙しくなります。トラブルを抱えたまま新年を迎えたくないという気持ちがあるのでしょうか、あるいは年末の資金繰りがつかなくてお困りになった末にでしょうか、ご相談にいらっしゃる方が増える傾向があります。
ただ、私達弁護士も、新しいご相談者様をお迎えするだけが仕事ではありません。年末年始は裁判所が混みあいますし、お客様に事件の処理に必要な書類のご準備をお願いすることにも力を入れなければなりません。
この季節、弁護士のスケジュール帳の空白はどんどん埋まっていきます。新しくご相談を検討なさっている方は、どうかお早めにご予約のお電話をお願いします。
当事務所では地域ごとに、各分野の得意な弁護士が電話やご面談の相談を担当しておりますが、ここのところの私は、銀座・池袋・松戸・柏・船橋あたりから頂いたご相談をお任せ頂いており、その8割は法人の代表者様からの債務整理のご相談です。
その業種は飲食・IT・製造・人材派遣と様々であり、コロナ後の債務弁済猶予がなくなって支払いに窮したり、会社と自分のお金を怪しげな投資話に注ぎ込んで回収できなくなったり、従業員に運転資金を横領されてしまったり…ご相談の理由もまた色々です。
多くのご相談者様にとっては法的債務整理による解決が最も良い結果を生むことが多いですが、場合によっては、会社を生かす方向のお手伝いをしたり、大事な財産を失わなくて済んだり、あるいは人の手を借りず解決する方法も見つかるかもしれません。私達は専門家として報酬を頂くことにつながるかどうかにこだわらず、ご相談者様のためにどうするのが一番利益になるかを念頭にお話を承りますので、相談すれば高額の契約を結ばされるのでないかといったご心配とは無縁であることをお誓いします。
司法制度改革その後
市民が法的サービスを受ける機会を増やすためにいわゆる司法制度改革が始まってから20年が経ちます。
私はその流れの中でできた法科大学院3期生の出身なので改革の恩恵を受けたとも言えるのですが、旧試験と新試験の併存する当時の環境は何もかもが手探りで、果たして大学院でやっている内容は試験に役立つのか、数年後実務に出てから生きてくるのか、教える側も教わる側も不安を勢いでなんとか吹き飛ばそうという空気がありましたね。
実務家教官による講義中の「君たちは制度改革の犠牲者だ」というコメントは今でも覚えています。私の卒業後、年を追うごとに下がる新試験の合格率と事実上旧試験の後釜である予備試験の人気上昇という事態を見るにつけ、早めに受かっておいてよかったと身に染みて思う次第です。
その後予定通り弁護士は増え、かつては地域に一人も弁護士がいないまたは一人しかいないゼロワン地域というのが70か所以上あったのが2か所まで減り、法律相談をしようにも下手をしたら県庁所在地まで行かないといけないといったことは減りました。私の故郷でも、お一人ですが弁護士が頑張って事務所を守っていらっしゃるそうです。
ただ、司法改革のスローガンでは弁護士が増えれば需要が掘り起こされて仕事も増えるという目論見があったのですが、現実には競争が激化する一方で弁護士の受ける仕事は増えた人数に比例しては増えず、企業に雇用される法曹資格者も期待したほどには広がらなかったため、司法試験受験者や大学の法学部受験者が激減するという気まずい現象が生じています。
事前の予想ほど需要が増加しなかったのは、細々した事件のニーズは隣接士業の方々が吸収なさったとか、そもそも法的紛争があるのに弁護士に依頼しない・できない主要な原因は近くに弁護士がいないからではなかったとかいろいろ考えられますが、法曹界の公的部門である検察や裁判所が呼応して規模を拡大することがなかったこともあるのでないかと思います。
これらの組織が人員を増加して対応できる事件数を劇的に増やさないなら、弁護士が処理すべき事件の総数が増えることもなく、需要増につながらないのは自明と言えるでしょう。もちろん、それぞれに体制の強化が図られたとは思いますが、裁判員裁判の運営など同時期の施策に人員と労力を割かれて一般の業務への対応能力はむしろ低下したとすら窺われます。
ここのところ一部の裁判所では、本来は書面提出後1~2週間程度で最初の書面審査を終えて動き出すべきところ、2カ月程度音沙汰なく経過する状況が慢性化しているようであり、それにより私どもの依頼者である手続利用者に想定外の負担が生じるリスクが生じています。
元々裁判所の取り扱いには地域差があり、同じ手続きでも利用時の費用が倍以上違うといったことはザラにあったのですが、それが解消したら今度は利用する裁判所によりかかる時間や費用以外の面での負担に地域ごとの格差が近年生じてきた印象があります。有利な手続き進行を求めて別の裁判所が管轄する地域に転居する、そのようないびつな行動が今後必要になってくるかもしれません。
万一そのような地域をまたいでの対応が必要になったとしても、当事務所は関東東海に多くの支店網と様々な専門分野に特化した弁護士を擁しておりますので、ご依頼人様には最善の選択を提案することをお約束します。
所在地
〒120-0034東京都足立区
千住2-4
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0120-41-2403


